世界のコメ

今日は、「お題頂戴シリーズ」第38弾。
お題は、「トルコライス、ハントンライス、それらに類するもの」。
(お題提供者:SHYchan 様)
「宝画戯言 2006/09/27 」の続きです。
さて、日本人の多くは「米」を主食としているが、「米」を食べるのは日本人だけではない。
そこで今回は、「海外の名物ライス料理」をご紹介。
ただ、「チャーハン」「ビビンバ」「パエリア」など比較的メジャーなものは省かせて頂く。
【 ロコモコ 】

ハワイの地元の人が集まるレストランに行けば必ずある、人気のローカル・ハワイ料理。
白飯の上にハンバーグ、目玉焼き、カットしたレタスなどの生野菜を載せて、グレイビーソースやバーベキューソース、あるいはテリヤキソースをかけたものである。
(グレービーソース…肉汁をベースにしたソースで、ローストビーフやマッシュポテトなどに使われる。)
ハワイの人は、ロコモコの上にくるっと一周醤油をかけ、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べるそうである。
様々なバリエーションがあり、トッピングされる肉類もベーコン、ハム、ポーク、ポルトガルソーセージ、テリヤキビーフ、テリヤキチキン、シイラの仲間のマヒマヒという魚の切り身の他に、えび、オイスターなどがある。
ロコモコのルーツは完全には明らかになっていないが、1949年、「リンカーン・グリル」というレストランを営んでいた「イノウエ」という家族によって発案されたという説がある。
日本料理の正統派の流儀で白米をよそおった丼に、ハンバーグや新鮮な野菜とソースをたっぷりかけて、昼ごはん時のランチとして出していたのだという。
「ロコモコ」という料理名は、このレストラン「リンカーン・グリル」のある常連客のあだ名であった「"Loco"(ロコ)」から取って付けたという。「"moco"(モコ)」はこれにあう音の意味のない言葉を語呂のいいように組み合わせただけらしい。
「ロコモコ」は今ではハワイにおいて人気の料理になっているが、ハワイ以外の地では殆ど知られていない。
【 魯肉飯 】 (るーろーふぁん)

台湾できわめて人気ある、定番の台湾風豚丼。豚バラなど肉の煮込みをご飯の上に掛けたどんぶりご飯である
日本の豚丼や豚バラ丼に相当するが、薄切り肉ではなく、角煮の細切れや挽肉のそぼろを使う点で異なる。
レシピは様々で、一般的には醤油ベースで香辛料などを用いたタレに漬け込み、よく煮込んでゼラチン質を出した豚の角煮の細切れ、あるいは同様に調味した豚のそぼろをご飯の上にかける。
刻んだ高菜のような野菜やシイタケ、八角、味付け玉子、肉味噌、モヤシ炒めなどを一緒にかけることもある。
店や各家庭によっては「秘伝のタレ」などとも呼ばれるタレにつけ込み、長時間煮込むことで肉から溶け出たゼラチン(コラーゲン)が独特な風味を生み、この風味が特徴となっている。
作っては足して煮込み続け、何年も釜を洗わないことを宣伝する店もある。
台湾では庶民から親しまれてほとんどの定食屋・食堂でメニューになっており、また屋台もたくさんある。専門店として「フーシュィジャン・ルーロウファン」などチェーン店も台湾各地に展開、日本に支店を出店しているところもある。
類似の丼物で、鶏肉を用いた「鶏肉飯」(じーろーふぁん)、ご飯の代わりに麺にかけた魯肉麺(ろーばーみー)もある。
【 排骨飯 】 (ぱいくーふぁん)

こちらも、台湾の定食屋・食堂、屋台で人気のメニュー。
「排骨」(ぱいくー)は、豚などのスペアリブ、すなわち、骨付きあばら肉のこと。
豚のスペアリブを食べやすい大きさに切り、食塩、砂糖、酒、五香粉(またはカレー粉)を混ぜたものに漬け込んで下味を付ける。30分ほど漬け込んだら、溶き卵と小麦粉を混ぜた衣をつけ、キツネ色になるまで油で揚げる。
それを片栗粉でとろみをつけた醤油味のタレで煮付けて、白飯に載せたものが「排骨飯」である。
だが、実際には、骨付きあばら肉ではなく、豚ばら肉やロース肉を使って作ることが多い。
【 海南チキンライス 】

漢字で書くと「海南鶏飯」。シンガポールのチキンライスである。
「チキンライス」というと、あのケチャップライスを想像するかもしれないが、あれとは全くの別物である。
「海南チキンライス」とは、鶏をゆでたスープでご飯を炊いて、ご飯の上にゆでた鶏をぶつ切りにして載せたもの。
「赤いソース」(チリソース)や「黒いソース」(ダークソイソース)、「白いソース」(ネギ、ショウガ、ニンニクなどを刻んだもの)を付けながら食べる。
胸肉を使ったものとモモ肉を使ったものでは肉の歯応えや味が微妙に異なり、好みの分かれるところである。
ライスは長粒種米(タイ米)をチキンスープで炊き上げたもので、香りの高いご飯である。
チキンとライスを各種ソースで好みの味に調合して口の中に入れて噛み締めると、至福の世界が拡がっていく。
【 ジャンバラヤ 】

「ジャンバラヤ」は、簡単に説明すると「アメリカ風炊き込みご飯」。
米をチキンスープやコンソメスープで煮込む。燻製ソーセージ、玉ねぎ、ピーマン、セロリ、ニンジンといったものを入れる。さらに豚肉や魚介類(海老やイカ)を入れる場合もある。
実際、「これこそがジャンバラヤである」というものはないようで、料理する人の数だけ「ジャンバラヤ」の味が存在する。特に分かれるのが、トマトを加えるか使わないかである。
【代表的な材料】
鶏もも肉(200g見当)(一口大に切る)、ソーセージ100g(1cm幅に切る)、ローリエ1枚、玉葱1個(粗みじん切り)、ニンニク1片(みじん切り)、セロリ1本(1cm角切り)、ピーマン3個(1cm角切り)、赤唐辛子適量(小口切り)、タイム(適量)、グリーンピース(適量)、ホールトマト缶詰(380g)1缶、オリーブオイル、粗引き黒コショウ、塩、チキン固形ブイヨン2個、米3カップ
「ジャンバラヤ」のルーツは、フランス系アメリカ人により作り上げられた「ケイジャン料理」の1つである。
カナダ東部からミシシッピ川を下り、アメリカに流れ着いたフランス系移民やその食や音楽などを総称して「ケイジャン」と呼び、現在では彼らが好んで食べていたちょっとスパイスの効いた料理の事を指して「ケイジャン料理」と呼んでいる。
「フランス系アメリカ人の料理」とは言ったものの、ベースとなっているのはスペインの「パエリヤ」と言われている。そして、ジャンバラヤによく使われるハムやソーセージはドイツ系の移民が持ち込んだもの。
アメリカの多国籍ぶりを肌で感じる事が出来る料理である。
【 ナシチャンプル 】

(左がホテルタイプ、右が軽食堂タイプ)
「ナシチャンプル」は、インドネシアの料理。
バリ島では家庭でも、ワルン(軽食堂を兼ねた万屋)でも、もっともポピュラーな食事である。
「ナシチャンプル」とは、「混ぜ」(チャンプル)「ご飯」(ナシ)の意味だが、日本の混ぜご飯のように混ざって供されるのではなく、韓国のビビンバのように食べる人が混ぜる。
外国人向けのレストランなどで出される場合は別として、普通は、皿にご飯を盛り、並べた具の中から好きなものを選んで、ご飯に乗せる。
ご飯は、「ナシクニン」(ココナッツで炊いた黄色いご飯)か普通の白飯が選べる場合もある。
具は、油で揚げたり炒めたりした肉や豆腐、野菜などが多く、おおむね唐辛子その他の香辛料や調味料で味付けしてある。
これをスプーンとフォークで食べてもいいのだが、本格的にしたいならば、右手で混ぜながら口に放り込むようにして食べること。
(インドやイスラム教、ヒンドゥー教では左手は「不浄の手」とされているので、必ず右手で)
【 ナシゴレン 】

「ナシゴレン」は、インドネシアで日常的に家庭で、また屋台で食べられている「インドネシア風焼き飯」である。
「ナシ」はご飯、「ゴレン」は炒める(揚げる)という意味。いわゆる「炒飯」である。
よく目玉焼きが上に載っていたり、「サテ」と呼ばれる焼鳥や、「クルプック ウダン」と呼ばれるえびせんべいなどが盛りつけられている。
「ナシゴレン」の味の決め手は、「サンバル」と呼ばれる、にんにくや赤唐辛子などを材料とした辛い香辛料と、甘いインドネシアのお醤油「ケチャップマニス」。
「ナシゴレン」の主な材料は、ご飯、牛肉や鳥肉、エビ、卵、タマネギ、にんにく、サラダ油、塩、コショウなど。
日本でも、市販の「サンバル」や「ケチャップマニス」が輸入食料品店などで売られている。
最近では、調味料をあらかじめ調合した「ナシゴレンの素」が製造されており、日本の家庭でも手軽に楽しめるようになっている。
「ナシゴレンの素」
【 シルパンチョ 】

「シルパンチョ」は、南米ボリビアの料理。
牛肉を叩いて、ハムぐらいの厚さまで薄くのばし、パン粉をまぶして揚げた物を米の上に載せ、さらに目玉焼きとトマトと玉葱のみじん切りのサラダを載せた料理で、ボリューム満点の豪快な料理である。
この料理のポイントは、肉を薄く広く叩き潰すところにある。
ボリビアでは牛肉が最も安価な肉であるが、日本の牛肉とは比べ物にならないほど固く筋張っている。このため、叩くことによって食べやすくしているのである。
ただ、米がメインではなく、「肉の付け合わせ」の感覚で食べられている。
きちんと調べればもっと色んなライス料理がありそうだが、キリがないので今回はこれくらいで終わりにしたい。
食べ物関係の記事を書く時、毎回思うことだが、腹減っている時に書くもんじゃないなw
【 お題募集中 】
(筆者の力量の関係上、理系のお題は採用できない場合があります。予めご了承下さい。)
「お題頂戴シリーズ」は、終了しました。
★「お題頂戴シリーズ」一覧★
第1弾 『ファミコン内蔵型テレビ』/第2弾 『人生ゲーム』/第3弾 『朝青龍』
第4弾 『楽天と野村監督、シダックス』/第5弾 『不倫』/第6弾 『山倉捕手』
第7弾 『シスター』/第8弾 『イカ臭さ』/第9弾 『森光子の若さの秘訣』
第10弾 『ナンシー関』/ 第11弾 『オールナイトニッポン』/ 第12弾 『国会中継』
第13弾 『ちょろぎ』/第14弾 『中島らも 1』 『中島らも 2』/第15弾 『陰陽座』
第16弾 『屁』/第17弾 『江夏の21球』/第18弾 『とびっこ』/第19弾 『自給自足』
第20弾 『食物連鎖』/第21弾 『ダッチワイフ』/第22弾 『かやくご飯』
第23弾 『サバイバル生活のススメ』/第24弾 『PL学園対横浜高校』
第25弾 『オプティカルマウスから、レーザーマウスへ』/第26弾 『皇族の性教育』
第27弾 『こけし』/第28弾 『マトリョーシカ』/第29弾 『ウーヤン』/第30弾 『副乳頭』
第31弾 『テポドン』/第32弾 『SONY』/第33弾 『よっちゃんイカ』/第34弾 『新島』
第35弾 『グランドナショナル 1』 『2』/第36弾 『キャロルクリスチャンポエル』
第37弾 『アイルトン・セナ 1』 『2』/第38弾 『名物ライス料理 1』
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